マドラスシチー(マドラエアT) 第6戦


前走前の追い切りは坂路4F51.9秒の自己ベストを更新。

その動き通り8着/15番人気と悲願の出走奨励金をゲット。


相手関係にもとことん恵まれ、もうこれ以上は望めないだろうが、非常に満足。

今回も最大の目標は出走奨励金の確保。


5月22日 東京4R 3歳未勝利 ダート1400mに出走!!

デイリー馬三郎の土屋TMがマドラスシチーに敢然と「」印をつけたが恥ずかしかっただけ。

またけっこうな弱面揃いだったが、14着/12番人気とさっぱり。

ふにぃ、やはり前走はキマグレンだったのか。

レース回顧と時計の分析、レース後の大庭和弥騎手のコメントを掲載。


(2011年5月25日完結)

2011年5月19日立ち上げ

●追い切り情報(5月19日作成)

前走前 
4月27日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.4
3F 39.5
2F 26.9
1F 14.1



5月18日 美浦南坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.9
3F 38.9
2F 26.2
1F 13.3
コスモチャートイン(3歳未勝利)末一杯を0.6秒先行同入
 5月18日、同格の馬に0.6秒も先行して同入とはいかにも能力の低い馬の追い切りパターンですね><。否定はしません。全体の時計もまずまずですし、今回もシンガリ負けということはないのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。

●気になる出馬想定表(5月21日 新潟4R)

出馬想定表 5月21日 新潟4R 3歳未勝利 ダート1200m フルゲート15頭 想定数24頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アンジェラバローズ 藤懸貴志  5/01 未勝利 新潟ダ1200
ウォーターメジャー  4/02 未勝利 小倉ダ1000
キングジャズ 平野優 初出走
クールオーシャン 高倉稜  4/10 未勝利 小倉ダ1000
ケイアイポセイドン 中舘英二  4/24 未勝利 東京ダ1300 15 10
ケージーハヤテ 勝浦正樹  5/08 未勝利 新潟ダ1200
サトノヴィクトリア 丸田恭介  4/30 未勝利 東京ダ1400 10
シオンフェアリー 杉原誠人  4/09 未勝利 小倉ダ1000 12 11
シゲルコモン  4/24 未勝利 京都ダ1200
シゲルトウドリ 川須栄彦  4/23 未勝利 新潟ダ1200
シャドーボール 藤岡康太  4/30 未勝利 新潟ダ1200
ダイブトゥーブルー 初出走
タケデンエメラルド  3/21 新馬 阪神ダ1400 15
トミケンジェラーチ  4/30 未勝利 新潟ダ1200 11
トーホウオリーブ 赤木高太郎  4/23 未勝利 京都芝1600 14 10
ナリタキャッツアイ 松山弘平  4/24 未勝利 新潟ダ1200
ニューロマンサー 伊藤工真 初出走
フレンチミシル  4/23 未勝利 東京ダ1400
マドラスシチー 水口優也  5/01 未勝利 東京ダ1400 15 B−
マルブツファイト  4/09 未勝利 阪神ダ1200
ミサノグリーン 嶋田純次  4/23 未勝利 新潟芝1000 13
ミスグロリアス  4/30 未勝利 東京ダ1400
メイショウクロシオ 武幸四郎  5/07 未勝利 京都ダ1200
レッツマンボウ 柴山雄一  5/07 未勝利 新潟ダ1200

は初出走の馬で優先出走権あり 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート15頭のところに24頭が想定されています。

出走間隔の短いマドラスシチーは除外対象です。別のレースに回ると思います。

これ以降は5月20日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月22日 東京4R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アポロスカイナイト 柴田善臣  4/23 未勝利 東京ダ1400
ウインイマジン 北村宏司  2/06 未勝利 東京ダ2100 14 14
エメラルストーン 藤岡佑介  5/05 交流 船橋ダ1600 16
カネトシリープイン 松田大作  5/15 未勝利 東京ダ1600 10
キングロンシャープ 江田照男  5/01 未勝利 新潟芝1200 10 13
ケイアイカミノコエ 後藤浩輝  4/23 未勝利 東京ダ1600 13
コウヨウワールド 高嶋活士  2/05 未勝利 東京ダ1400 12 13
コニコニ 柴田大知  4/23 未勝利 東京ダ1600 11 12 12 12 13
スパルオーロラ 武士沢友治  5/14 未勝利 東京芝1600 10 15 13 15 14
セイカフォルテ 田中勝春  4/10 未勝利 阪神ダ1400
トウショウジャック 吉田豊  5/07 未勝利 東京ダ1400
ビターアンドハイ ウィリアムズ  5/01 未勝利 東京芝1400 18 14
マドラスシチー 大庭和弥  5/01 未勝利 東京ダ1400 15 11 15 16 11 B−
リキテンスタイン 丸田恭介  4/30 未勝利 新潟芝1400 12 13 16 14
レディスウィフト 蛯名正義  3/20 未勝利 阪神ダ1200

騎手の太字は乗り替わり。

●東京ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト アフリート、フジキセキ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、ペリエ、柴田善臣、内田博幸
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

●騎手は大庭和弥騎手(ほっさん評価「E」)

 マドラスシチーの鞍上は3度目の大庭和弥騎手です。前回乗っていただいた時は相手も弱面でしたが、見事に8着と悲願の出走奨励金を確保してくれました。


 大庭和弥(おおばかずや)騎手は岩手県出身、1982年9月13日生まれの28歳。フリー。美浦所属。デビュー11年目。2011年5月19日現在、JRA通算102勝。内、平地は74勝、勝率3.1パーセント、障害は28勝、勝率9.1パーセントと障害戦の方が成績は良い。重賞勝ちはまだない。相性は「オーバ」。

 1998年、JRA競馬学校騎手過程に第17期生として入学する。同期には川島信二、小坂忠士騎手らがいる。

 2001年、JRA競馬学校騎手課程を卒業し騎手免許を取得する。デビュー時の所属は嶋田潤厩舎だった。初騎乗は3月3日、中山競馬第3競走でセタノホフラキで16頭中15着だった。初年度は100戦して未勝利だった。

 2002年2月3日、東京競馬第7競走でカオリハイパーに騎乗して初勝利をあげる。デビューから約1年後のことであった。8月25日、新潟競馬第5競走でカチケンザンに騎乗し、障害競走初勝利を挙げる。

 2005年5月20日付けでフリーとなる。

 2009年5月3日の東京競馬で落馬して右手関節内を粉砕骨折したが、2か月後には復帰。


 「必死に追う姿は印象的。ただ、押し出すタイミングはひと息だし、十分なパワーがあるわけでもない。差しに回るケースがほとんどで、内を狙ってハマると突っ込んでくる。2008年には14590円、11220円、6330円、5860円と単勝高配当を連発した。障害戦で人気馬に乗った時はスムーズに前で運んで結果を出してくる。」(佐藤祐樹元騎手)

 イメージ通りの穴ジョッキー。狙いどころは定めづらい。


 好物はラーメンで、自身のブログに写真や味の評価を載せている。「穴の大庭」としてファンから認知されており、穴を開ける事も多い。


 ほっさん愛馬への騎乗は今回が7回目ですが、マドラスシチーに対しては前走が良かったので期待したいと思います。本年はここまで114戦2勝、勝率1.8パーセント、連対率6.1パーセントとかなり厳しい状態ですが・・・。
 ほっさん愛馬での成績 (6戦0勝)


2007年11月17日 ギムレットシチー 2歳新馬 東京芝1400m    7着/9番人気
2009年11月 1日 レイアシチー   500万下 東京ダート1600m 13着/11番人気
2010年 1月 8日 マドラスシチー 3歳未勝利 中山ダート1800m 16着/16番人気
2011年 2月12日 カトレアシチー 3歳新馬 東京ダート1600m   16着/10番人気
2011年 4月23日 カトレアシチー 3歳未勝利 東京芝1800m    18着/15番人気
2011年 5月 1日 マドラスシチー 3歳未勝利 東京ダ1400m    8着/15番人気

●ほっさん予想

 マドラスシチーは適距離で追い切りの動きもまずまずで前走並みが期待されます。しかし、クラブ公式HPに書いていますように、前走よりも動きが良化しているかと言われれば、否定します。前走前の方が入念な追い切りで動きは良かったと思います。

 ですので、前走と同程度の8着は?と言われると何とも微妙ですが、徐々にレースも上手くなり、時計は若干ながら詰めて来ています。また笑えるほどの弱面だった前走に匹敵するような層の薄さです。案外再び夢を見られるかも知れません。


 アポロスカイナイトとセイカフォルテが断トツの2強ですが、良く見るとあとはどんぐりの背比べ。

 いやずっぽし展開が嵌れば(注)3着だってあっても・・・。

注)1.内ラチ沿いを距離ロスなく進み
  2.直線で前が上手く開き
  3.前崩れの展開になり
  4.なんの不利も受けず
  5.全体的な走破時計が遅く
  これら全てが上手く行った時の事をいいます。


 なお、ここにもウチパク→ヨシトミの乗り替わり馬が。そう、一番人気が予想されるアポロスカイナイトです。オークスのピュアブリーゼもそのパターンですよね。

 そしてこのメンバーには5月5日に船橋競馬場で見た馬(エメラルストール)が。

これ以降は5月21日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「紐さがし」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
マドラスシチー
ウインイマジン
トウショウジャック
セイカフォルテ
スパルオーロラ
ケイアイカミノコエ
キングロンシャープ △△
ビターアンドハイ
レディスウィフト △△
アポロスカイナイト
カネトシリープイン △△ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アポロスカイナイト 2.8
セイカフォルテ 4.0
レディスウィフト 6.9
カネトシリープイン 7.4
中 略
エメラルストーン 29.1
マドラスシチー 46.6
コニコニ 50倍以上
コウヨウワールド 50倍以上
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マドラスシチー 37 12 33 37


デイリー馬三郎

予想印

◎ セイカフォルテ
○ アポロスカイナイト
▲ レディスウィフト

以下省略

マドラスシチーはもちろん無印

・・・と思ったら、

土屋TMがマドラスシチーに「」印!!

本当にそれで馬券を買うんだなッ!!

いや、ズバリ的中なら信者になります。



見解

 「しまいが堅実なセイカフォルテは明らかに広いコース向き。小柄でも気持ちが強く、出来落ちの心配はない。メンバー的にも今回は初Vのチャンスだ。」

●各陣営のコメント

マドラスシチー

 「だいぶ競馬に慣れてきた印象だし、ケイコも良化。勝ち負けまでは疑問も前進はありそう。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は5月25日に作成

●レース 

 マドラスシチーは好スタートからいい位置を取るのかと思いきや、二の脚の差でどんどんと後ろに。結局ポツンと離れた最後方集団に仲間入りします。

 終始内の最短距離を進みますが全く伸びずに14着とブービー。

●時計の評価

 今回のマドラスシチーの走破時計1分30秒4良馬場は、東京ダート1400mの3歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ちタイムが1分27秒3良馬場ですから、全くお話にならない凡時計です。

●レース後の騎手コメント

「あまり元気が無く3コーナーあたりからてごたえが無くなりました。」(大庭和弥騎手・友駿ホースクラブ公HP)

●今後の展望

 平井雄二調教師はレース前に前進はありそうと楽観的なことを言っておられましたが、調教内容そのままに後退してしまいました。

 前走は震災による関東圏の開催中止の影響で除外ラッシュになり、なかなか出走できずに厩舎の意に反して入念に乗り込むことができました。今回はいつもの平井風。適度に仕上げてまず出走ありきの出陣で、本調子ではなかったと思われます。

 もっとも、前走時も書きましたが、前走が最高の状態で最高のメンツでしたから、もうそれ以上を望めないことは重々承知です。それにしても今回は悪過ぎた。


 馬房スカスカのこの厩舎故にオリンピアシチーのように芝2400mなど条件を替えて無謀な挑戦を繰り返すでしょうが、恥を上塗りするだけで、結果は目に見えています。

●最後に

 以前低迷時(今も一緒ですが)にも書きましたが、最初からこの馬は赤字覚悟です。勝てるとは一度も思ったことはありません。もう出走奨励金もないでしょう。

 それでも最後の最後(おそらく9月)まで付き合うつもりです。とにかく縁あって愛馬になった馬です。最後の最後まで応援して行きたいと思います。

 頑張れ、マドラスシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年5月19日作成 20日、21日、25日加筆

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マドラスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 5月 1日 第5戦 3歳未勝利 東京ダ1400m (8着/15番人気)

2011年 3月 5日 第4戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (11着/15番人気)

2011年 2月 5日 第3戦 3歳未勝利 東京ダ1400m (15着/15番人気)

2011年 1月 8日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1800m (16着/16番人気)

2010年12月12日 デビュー戦 2歳新馬 中山ダ1800m (11着/11番人気)